瑞華山浄覚寺 住職 鬼倉 龍英 様

(ずいけざんじょうかくじ じゅうしょく おにくら りゅうえい さま)

第4回

お寺の住職さんって、生まれながらのお坊さんなのかな~なんて思ったことはありませんか?お寺に生まれたらお寺を継ぐ、お寺を守るという方も少なくはありません。このお寺のご住職は、お寺に生まれながらお寺を継がない人生を歩んでいました。なのに、どうして今はご住職なのでしょう。


monthly_4-2―――こんにちは。お忙しいところお時間をとっていただきありがとうございます。今日はとてもにぎわっていますね!そしてみんな華やかです。お寺の法要ではないみたいですね!!

 今日のような日には多くの方に来ていただきたいと思っていますので、大歓迎です。本日は浄覚寺の慶讃(きょうさん)法要」でして、朝から 「稚児行列」 「音楽法要」 「記念法話」 などたくさんの方にお参りいただきました。今回の法要は4つの大きな法要を一緒に行うという、人生で2度とは経験できないようなものなんですよ。

4つの法要とは 1.親鸞聖人750回大遠忌法要 2.浄覚寺本堂落成慶讃法要 3.第二十一世住職継職奉告法要 4.浄覚寺開基五百年記念法要 です。これを二日間にわたって行ってきました。おかげさまでたくさんの方にご参詣いただき、大成功と言っていいと思います。

 

―――なんと!そんなに大変な御法要だったのですか。大成功のようでなによりでしたね!さて、ご住職はまだお若い方なんですね。本日の継職奉告法要が行われたということは、比較的最近ご住職になられたのですね。

 そうなんですよ。まだ住職を拝命して2年余りです。monthly_4-3

 実は、もともとお寺を継ぎたくなくて両親の反対を押し切り、京都の仏教系の大学ではなく、関東の体育大学に進学しました。その後、スポーツ系の会社に就職し、健康産業で社会人生活をスタートしました。
 自らの意思で選んだ道だったので、生半可な気持ちではなく「宗教ではなく、スポーツを通して全ての方の幸せに寄与するんだ」と意気込み、昼夜を問わず働きました。おかげで成績や結果も伴い、充実した社会人生活を送っていました。
 ただそこには、それなりに健康な方がさらに健康になって充実した生活を送る術はありましたが、全ての方が救われる術を見出すことができませんでした。

 そこでしばらく思い悩み、色んな考えを学んでいった時に、たまたま親鸞聖人が顕らかにされた浄土真宗の み教え に出会ったんですね。衝撃的なものでした。そしてさらに気付いたんですよ。実家が浄土真宗のお寺だったということに(笑)

 そこからは浄土真宗の救いの み教え を、お取り次ぎさせていただく為、お寺に戻って法務をしばらく勤め、この度住職を継職させていただきました。まさに因縁果の不思議な縁を感じますね。またこんなに好き勝手にしてきた私を受け入れて下さった門信徒のみなさんや、両親には感謝しています。

 「敷かれたレール」を嫌々歩かされる道から、「自ら選んだレール」に変わった時、私の歩む道が明確になったような気がします。とはいえ、学べば学ぶほど奥が深くて戸惑っているんですけどね(笑)。

―――ところで今日ご法要のあったこの建物なんですけれど、とても新しくて綺麗ですね。お寺にしては少し変わっているような…?

 ありがとうございます(笑)

monthly_4-4今回の本堂落成慶讃法要が行われた通り、平成23年にできた新しい建物です。

 今いらっしゃるのが1階の門信徒会館の部屋で、2階が本堂という造りになっています。エレベーターも完備、バリアフリー対応です。小さなお子さんにも安心して来ていただけるよう、オムツ替え台なども備えてありますよ。建物自体は鉄筋コンクリートなんですが、本堂は先ほどご覧いただいた通り、木材をふんだんに使用した伝統的な本堂のイメージにしています。「お寺に来た!」という感じを大切にしたいので。
 その分1階は利便性や多機能性を重視して、お寺に来られた方が楽しんで「来てよかった」「また来たい」と思えるような仕掛けを施しています。

 

―――この部屋(1階)の面白さについては語りたい!という気持ちになるのですが、来てのお楽しみということで語りません(笑)ひとこと言っておくなら、隠れ○○がいるお寺、でしょうか。

 そうですね、実際に来て、ぜひ隠れキャラを見つけてもらいたいと思います(笑)
 お寺に来てもらって楽しんでもらえること、また来たいと思ってもらえること、そこが大切なんですよね。小さなお子さんも、仏教徒でない方も、つらい時も楽しい時も気軽に来てもらえるようなそんなお寺でありたいですね。

 そもそも、お寺というのは何のため、誰のためにあるのか。お寺は地域の方々が自然と集まり、助け合い支えあう場の一つであると思うのです。お寺のためにお寺があるのではなく、皆さんが集まってこそのお寺である。そう考えています。

―――お寺としての年中行事、ご法事ご法要もあるのに、それ以外のことに時間を割くのはとても大変だと思うのですが。

 大変、といえば大変です。でも、とても大切なことだと私は思うのですよ。

monthly_4-5 お寺の役割や必要性についてどう感じますか?最近は仏教離れ、といった言葉を耳にします。私たちにとっては本当に残念なことなのですが、お寺からのアプローチも足りなかったのではないかと反省もしています。たとえば、今家庭に仏壇があるところは少なくなっていると言われていますよね?住宅事情や継承者の不足など、社会的な問題もその原因の一つといえるでしょう。しかし、お寺はそこについてどのように働きかけてきたのでしょうか。「どうして仏教が必要なのか」「何のためにお念仏があるのか」「何を受け継ぐことが大切なのか」 そういったとても大切なことをきちんとお伝えすることがお寺の役割でもあると思います。

 なので、まずはお寺に縁を結んでいただく「縁づくり」から始めていきたいのです。幾度となくお寺に来ていただく中で、手を合わせる意味や仏さまとのご縁などを感じていただけるmonthly_4-8ような、そんなお寺でありたいと思っています。
 そのためにはまず皆さんに来ていただけるお寺であること!そこが肝心です。お寺では、「タツノコきっず」というキッズスクール、また、一般の方にはヨガ教室「おあさじ」という毎月1日朝6時からのおつとめとお仏飯の朝粥を食べながら勉強する会…といっても、皆さんで楽しくお話ししたりすることが多いのです…が開かれています。どれも気軽に参加していただけますので、よかったら一度ご参加ください。

 その他にもたくさんの行事や法要、イベントや仕掛けを行って、楽しくたくさんの方に足を運んでもらいたいと思っているのです。そして仏さまや親鸞聖人のお話をさせていただいたり、皆さんのお話をうかがったりしながら私たちも一緒に成長させていただくんですよ。


―――ご住職の熱い思いがバシバシと伝わってきております!!最後になりますが、皆さんへ向けて熱いメッセージをお願いします!

monthly4_6 これからのお寺は情報発信力が重要となっていくことでしょう。

 お寺のホームページはもちろん、ブログfacebook、また「アノヨコノヨ」のようなサイトを通して、少しでもたくさんの方にお寺の情報を届けたいと思っています。
これからも楽しみにしていてください。

 

 

―――ありがとうございました。早速facebookもフォローしますね!monthly_4-7

 

熱いやる気を感じさせて下さる浄覚寺の新住職でした。最後にお寺の公式ブログ「ほぼ週刊浄覚寺のブログ」ですが、内容はお寺の行事から坊守さん(とてもかわいらしい奥様です☆)の生け花作品、元気な子供たちの様子など、楽しいお寺の様子が伝わってきます。新しくできたホームページと合わせてご覧ください(^^♪ ご家族も本当に仲良しで、訪れるとほっこりするお寺です。是非お気軽にお出かけください。

 

そんな楽しい浄覚寺のご紹介ページはこちら →→→ 浄覚寺