篠栗四国八十八ヶ所霊場第62番札所 遍照院 ( ささぐりしこくはちじゅうはちかしょれいじょうだいろくじゅうにばんふだしょ へんじょういん)

篠栗四国八十八ヶ所霊場の札所の一つであり、地域の観音信仰である糟屋郡中三十三観音霊場の 第24番札所でもある「遍照院」。巨大な修行大師像、病立切地蔵、大黒天堂など見所も多く、さらに3階建ての納骨堂も隣接。 県内外からもたくさんの参拝客が訪れる、多くの信者さんに愛されているお寺です。
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遍照院の歴史をさかのぼると、かつては福岡市博多区の櫛田神社の境内に位置し、弘法大師が開山された博多区・東長寺の末寺として、遍照院、または神護寺(神宮寺)という名称で存在していたという記録が残っています。

その後、明治36年に現在地に移転し、もともとあった観音堂と合祀され、篠栗四国霊場第62番札所として発足したそうです。

また地域の観音信仰である粕屋郡中三十三観音霊場の第二十四番札所でもあり、ご供養寺・ごご祈願寺として福岡市内からもたくさんの信者さんが訪れるお寺です。

この二つの霊場の札所であることもあり、本堂の中には三体のご本尊様が祀られています。

まず一体は安産の霊験でも知られる「十一面観音」。そして「篠栗郡中三十三観音霊場の観音様」。本堂の右側に安置されている木造の「庚申尊天」。こちらは移転前より本尊として祀られていたもので福岡県の重要文化財にも指定されています。

遍照院は篠栗霊場ならではのご祈願寺ですが、「ぜひ遍照院で供養してもらいたい」という檀家さんが増えたため、平成8年に3階建ての納骨堂を新設。
それでも加入希望者は増える一方で、平成26年にはさらに増設されたとのこと。

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「最近は当寺を愛してくださる信者さんが檀家になられるケースが増えていますね。しかし檀家の方でなくても、病気のこと、名前のこと、結婚のことなど様々なご相談に来られます。当寺ではそうした信者様も檀家様と等しく大切にしていますね」と西宏円住職はやわらかな笑顔を浮かべられます。

ご詠歌や写経、写佛の会など、地域に溶け込んだ活動も展開されているそう。
こちらは檀家さんや地域の方はもちろん、どなたでも自由に参加できるそうですよ~♪

「当寺には若い方からご年配の方まで、県内外からたんさんのご参拝の方がいらっしゃいます。うちの雰囲気が好きと言って下さる信者さんも多く、うれしいですね。
今後は仏前結婚式も薦めていければと考えています。仏前結婚式をしたカップルは不思議と離婚率も低いんですよ(笑)」と西住職。

「お寺は人々を優しく受け入れてくれる、身近な存在なんだな」としみじみと実感する――遍照院はそんなお寺でした♪

 

遍照院まとめ

遍照院はお庭も本堂も魅力満載♪

まず、訪れて最初に目に飛び込んでくるのが、台座を含めた高さが11mの弘法大師像(修行大師像)
こちらは昭和34年に造られた二代目ですが、大正11年に造られた初代大師像は13mものブロンズ像だったとか!

その下には…ん?何やら洞窟が…。実はここにはお釈迦様の弟子たちである「羅漢様」が多数祀られており、洞窟の中に入ってお参りすることもできるんです!

その隣には病気を治してくれるという言い伝えのある「病立切(やまいたちきり)地蔵様」の祠があります。
実際に病気が治った方々がお地蔵さまに帽子や前掛けを着けていかれるそうで、かわいらしいお地蔵さまのお姿が印象的です。

また他にも「白髪稲荷大明神」農業や商売の神様である「大黒天堂」などもお祀りされています。
毎年1月10日には福引なども用意した「出世大黒天祭」が開催され、恵比寿様をお祀りする近隣の「須賀神社」とともに大賑わいになるそうですよ♪

庭には雄々しい表情の不動明王立像も‥。
様々な仏像に見守られた境内ではゆったりと心が洗われていくようです。

本堂も庭も見所盛りだくさんの遍照院ですが、実は今回の取材で一番心に残ったのは「生活の中で“言葉”を大切にしてください」というご住職の言葉でした。
「言わなくても伝わるだろうではなく、相手の心に言葉できちんと伝えましょう。私は相手の心は仏様だと思っています。仏様に語り掛けると思って話すと、人間関係もうまくいくはずですよね。」と西住職は優しい笑顔でおっしゃいます。

言葉を大切にする――簡単なようでつい怠りがちですよね。
生活の中でぜひ実践していきたいものです。

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心なごむかわいいお地蔵さまや仏さまに会えますよ!

納骨堂へ続く廊下に、心がほっこりとほころぶかわいらしいお地蔵さまや菩薩様の絵がズラリと並んでいます。
これは山口県周防大島 西長寺の川西恵諦僧正が描かれたもので、遍照院の中にはそれをモチーフにした彫刻や絵馬なども。

絵馬のイラストは数種類用意されていますので、ご祈願の際はぜひそのかわいらしい表情も楽しんでくださいね♪

緑色の桜!「御衣黄」もお見逃しなく。

遍照院に来たらもう一つ見逃せないのが「御衣黄(ぎょいこう)」。

花びらが黄緑色の珍しい桜で、ソメイヨシノのような華やかさはありませんが、葉っぱの陰に隠れてひっそりと咲くその姿は、なんとも可憐なんです。

庭の隅にたたずむ控えめな桜なので、開花時期はぜひお見逃しなく。

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西鉄バス 篠栗上町・須賀神社前バス停 徒歩5分

地図

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