瑞應菴 ( ずいおうあん)

日本で最初の禅寺・聖福寺の塔頭寺院。古刹の風情漂う境内には、過去に発掘された金地蔵様やキリシタン灯籠、元寇石などもあり、積み重ねてきた歴史を静かに物語っています。
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瑞應菴は元弘元(1331)年に聖福寺の第16世・本源和尚が開山した聖福寺の塔頭(たっちゅう)寺院です。

塔頭とは禅宗寺院で師や門徒高僧が亡くなったあと、その弟子などが師の徳を尊び、大寺や名刹に寄り添って建てた塔や庵などの小院のこと。日本で最初の禅寺といわれる聖福寺には現在塔頭が6ヶ寺ありますが、最盛期はなんと40ヶ寺近くの塔頭が博多のまちにひしめいていたと言われています。

瑞應菴はそんな禅宗の歴史を境内のなかに留めた寺院で、境内には年輪を刻んだ大木や、当時を物語る史跡、お地蔵様などが多数残されています。

お寺の活動もとても活発で、毎月様々なご法要が行われているほか、毎月17日・24日の2回、観音講を開催されています。しその際、ご住職の説法はもちろんですが、そのあとお経を詠みながら巨大な数珠をみんなで回していく「数珠繰り」を行っていらっしゃるとのこと。

禅宗寺院では珍しい取り組みですが、おそらく臨済宗の開祖・栄西禅師が密教系の内容も学ばれていることから端を発すると考えられ、旧来から瑞應菴に長く伝わる活動とのことです。

さらに10月17日の水子供養のご法要の際は、早朝から夜までノンストップで、数珠を繰りながら般若心経1080巻を読み上げるそう!

「僧侶だけでなく、檀家さんも一緒にお経を詠みあげていきます。瑞應菴のお檀家さんは皆さんお経を詠まれるのがとても上手なんですよ。お経を詠むだけでなく、休憩中はみんなで旬のおいしいものなどを持ち寄り、談笑を楽しまれています。そのせいか瑞應菴のお檀家さんは皆さん仲が良いですね。」と瑞應菴の福郷宗秀住職は微笑まれます。

また、毎月のご法要のあとには食事もふるまっていらっしゃるとのこと。

「一般にお寺の和尚に対しては遠慮がちだったり、腰が引けてしまうという方もいらっしゃいますが、私はそういう壁を取り払い、“上から教え導く”のではなく、“檀家さんと一緒に悩み、答えを見つけていく”という姿勢を大切にしています。一緒に食事を楽しみながら気軽にご相談などをしていただけると嬉しいですね」と福郷住職。

そんなとても謙虚なお人柄の福郷住職の座右の銘は「生涯初心」。

「私は子供の頃から僧侶である父に『人間馬鹿でなければいけない』と教えられてきました。馬鹿であるとは、いらぬプライドを捨てて初心に還ること。正直に生きることこそが修行なのです。簡単なようですが、実はこれが難しいんですよ。私はまだまだですね」

馬鹿になること。正直に生きること。まさに人の原点ですね。仏教の修行の奥深さを感じます。

 

最後に、悩み多き現代人の心の在り方についてアドバイスをいただきました。

「これが正しいという答えはありません。そのためにもぜひ、坐禅をしていただければと思います。足の組み方などにはこだわらなくても大丈夫、椅子に座ったままでも構いません。坐禅をして体と心と呼吸を整えてください。朝の数分でも良いのです。きっと一日の過ごし方が変わってくると思います」(福郷住職)

瑞應菴でも月1度第3木曜日の6時半~8時まで座禅会を行っていらっしゃいますので、興味がある方はぜひご参加されてはいかがでしょうか?

聖福寺の山門から左手奥、鹿児島寿蔵氏歌碑のさらに先に瑞應菴は伽藍を構えています。

四季の自然に包まれた境内は博多の中心にあるとは思えない静けさ。侘び寂びを感じる静謐な空気に満たされています。

境内の中には、開山の頃より瑞應菴とともに年輪を重ねてきた楠と銀杏の大樹があり、福岡市の保存樹にも指定されているそう。

 

瑞應菴の歴史は近世まで記録が残されていず不明な部分も多いのですが、そうした見えない歴史をひもとくように様々なものが発掘されています。

そのひとつが「金地蔵様」。墓地の整備をしている時に発掘されたお地蔵様で、なんと一緒に金も出てきたそう!このお地蔵様にお参りすると金運が上がる…と信じるかたもいるとかいないとか。どこからともなく噂を聞きつけてお参りに来る方もいらっしゃるそうです。

瑞應菴の境内ではこれまで3回も金が発掘されているとのこと。なんとも縁起がいい話ですね。江戸時代、近隣に宋の商人が住んでいたからではないかと言われていますが、真相は謎のままです…。

もう一つ興味深いのが「キリシタン灯籠」や「元寇の碇石」が境内から発掘されていること。これについても、「えっ?お寺なのにキリシタン?」「元寇?海沿いじゃないのになぜ碇石?」と驚く人も少なくありません。

境内内には神社もあり、宗教を越えた人々への思いと懐の深さを感じますね。キリシタン灯籠は当時の貴重な資料として、市の文化財にも指定されているそうです。

その隣に鎮座する元寇の碇石は、元寇で亡くなった方を供養するために埋葬されたものではと考えられています。しかし、こちらも真相は謎のまま。

こうした史跡を通して歴史のドラマを推測するのも楽しいものですね。

本堂の前は手入れが行き届いた枯山水の庭が広がり、美しく描かれた砂紋(水面を表現するために描かれた砂の模様)は700年の時の流れを映しこんだようです。皆さんもご見学の際はマナーを守りながら、700年の時の流れにゆったりとたゆたってくださいね。

 

ご供養に関しては納骨堂や永代供養塔もご用意されていますが、檀家さんのみのご案内となります。詳しくはお寺にお問合せください。

 

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月1回の坐禅会はどなたでもご参加OK!

瑞應菴では毎月第三木曜日朝6時半~8時に坐禅会を開催しています。参加は自由で、ご予約はしてもしなくても大丈夫とのこと。檀家さん以外の方も受け付けており、実は参加者の多くが檀家さん以外の方だそうですよ。
境内が博多駅に近いためか、参加者は企業経営者なども多く、出勤前に坐禅を組んで、すっかりしてから出社…という方も多いとか。
坐禅会への参加や見学は自由に行うことができます。歴史あるお寺で朝の凛とした空気を味わいながら行う坐禅は、心を落ち着け、さらに日々の疲れやストレスも解消してくれそうですね。
ご興味がある方はぜひ瑞應菴にお問合せを。

金地蔵にお参りすると、金運がアップする!かも…?

門を入って左奥に「金地蔵」様が佇んでいらっしゃいます。
金色ではないのになぜ金地蔵かというと…実はこのお地蔵様、金と一緒に埋まっていたそう。
「ふるきより
めぐみふかき
かねじぞう
たのめひとびと
はなさくひまで
なむ金地蔵尊」
という御詠歌も残されています。

とてもありがたいお歌ですね。
瑞應菴にお参りの際はこの金地蔵様もぜひ探してみてくださいね。

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福岡市営地下鉄空港線 祇園駅 徒歩5分
JR博多駅 徒歩15分
西鉄バス 祗園町または奥の堂バス停 徒歩5分

お車の方 福岡都市高速道路「呉服町」又は「千代」出口

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